お知らせ

【 特許取得に関するお知らせ】

2019.02.15
【特許取得に関するお知らせ】

この度、当社が運営をしている医療用医薬品の再販売を行うサイト「リバイバルドラッグ」にて運用している入札方法を素案とする特許を日本特許庁に申請し、特許査定謄本を交付頂いた事をご報告いたします。
取得した特許は「入札装置及びプログラム」です。この「平等で公平に落札者を選び、非落札者にも納得ができる入札方法」は今後幅広い分野で応用と活用が期待できると考えております。


1.沿革と開発経緯

当社は、平成18年6月、監督官庁であります川崎市に医療用医薬品の卸売販売業の申請をして許可を頂いた医薬品の卸売販売業を本業としています。
沿革は、有限会社 カバヤ カバヤ薬局(神奈川県川崎市坂戸1-6-19)を母体として、活動を始めました。

リバイバルドラッグのサイトが発足した理由は「薬剤師法第二十一条 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、これを拒んではならない」と明記されており、薬局は、在庫にない薬剤の処方箋を受け付けた場合でも、近隣の薬局や卸売販売業などからその薬剤を購入して、調剤しなければならないと明確に規定されています。
このため、薬局は処方箋に明記されている薬剤の数量と同数を購入して調剤が出来れば、在庫は残りませんが、卸売販売業社から新品の薬剤を購入した場合、処方箋に明記されている数量と合致する事は少なく、不動在庫が薬局内で発生するため、薬局経営の大きな問題の一つとされています。

【有効に使用できる薬剤を廃棄する事は「もったいない」】

当社の命題は「薬局の財産としては勿論、地球環境にも良くない事」と考えています。
不動在庫となった医薬品を再活用する事、即ち不動在庫を循環させる活動が社会貢献に繋がると考え、開業しました。

このビジネスモデルの申請にあたり、薬局内で問題になっている「デッドストック=不動在庫になった医療用医薬品の再販売をインターネットで取引する事は、薬事法(現薬機法)で可能なのか?」という法的問題を監督官庁の川崎市と当社顧問弁護士、当社代表を含め1年以上の検討を重ね、平成18年7月に有限会社わかばクラブとして「リバイバルドラッグ」というサイトをオープンしました。
約12年に亘り、薬機法の改定に基づく指示を監督官庁から頂きながら、現在に至っております。

今回、特許が認められたのは「既存の入札方法よりも、落札できなかった利用者が納得感を得られやすい公平で平等な入札装置及びプログラムを提供する」システムです。

開発の経緯は、会員の薬局が、リバイバルドラッグに不動在庫となった医薬品を出品し、他の会員が購入するビジネスモデルを開始したところ、開業当初は出品数も少数で、購入を希望する会員も少なく、サイトに医薬品を出品した後、購入を希望する会員は支障なく希望する医薬品を購入する事が出来ていました。
しかし、事業の拡大に伴い、会員数は勿論、取引が活発になったことで問題が生じました。それは「医薬品は一つなのに、購入を希望する会員が多数になった」事です。
そこで、開業当初は、早いもの勝ちで購入する会員を決定していましたが、アクセス数の増加と希望の医薬品が購入が出来ないという苦言や意見を多数頂きました。そこで、一番高額を提示した会員が落札するオ-クション形式に変更をしました。
ところが、当社の予想に反して、販売価格が上昇し、当社の意義である不動在庫の解消と価格との隔たりが起き、新たな販売方法の検討に至りました。

上記の経緯から、販売価格を固定し金銭以外のポイントで入札することにより、時間や運に左右されることなく、会員の意思で決定したポイント数の大小により購入者を決定する「入札装置及びプログラム」を発明し、特許申請しました。


2.特許の関する情報

発明の名称  入札装置及びプログラム
特許番号   特許第6470452号
特許権者   神奈川県川崎市高津区坂戸1-6-19
       株式会社 リバイバルドラッグ
発明者    蒲谷 亘
       増田 信也
出願番号   特願2018-111113
出願日    平成30年6月11日
登録日    平成31年1月25日


3.今後の展望

「入札装置及びプログラム」を活用することにより、例えば、繁忙期の公共交通機関や人気イベントのチケットの販売、イベント参加の優先権を公平に販売すること。また、量販店や百貨店・小売店の人気商品や数量限定商品の販売などで、集客力の強化や会員への優遇を平等にすること。あるいは、既存のポイント事業におけるポイント値引きからの転換事業やIT企業による新たなソフトの開発など、幅広く応用できるものと考えています。

ご興味をお持ちいただいた事業者の方はご連絡くださいませ。

平成31年2月15日
株式会社 リバイバルドラッグ
代表取締役 蒲谷 亘

(お問い合せ先)
取締役 増田 信也 044-850-8630

ページ先頭に戻る